地球が静止する日を観てみた

今朝は自己主張の激しい人とばかり乗り合わせてしまい、久しぶりに電車通勤が厭になったるしゃなです。
流石に今日ほど酷いのはめったにないんですけどね。
ええ、久しぶりです。
何しろデイパックをしょったまま乗り込んでくる人が二人に、自分の目の前の空間が空いているにもかかわらずつり革に掴まって突っ張ることで(一人分くらいの)その空間を確保したままにしようとする人に挟まれて往生しました。
乗車率10%くらいのがらがらならわからんでもないですが、ラッシュ時を過ぎているとはいえせいぜい文庫本を広げて(しかも体をひねったり持ち上げたりしてやっと)読むくらいのスペースしか取れないほどには混んでるんですよ。
あんたらのその行動には何か意味があるのか? と問い詰めたい感じでした。
もっとも、お構いなしに乗っている時点で話の通じる相手とは認識しませんでしたから、遠慮なく肘でこちらの空間も確保させていただきました。
付き合ってらんないモノ。
今回は眠かったというのもあるけど、怒る前に呆れました。
なんとも情けない。
そのあと乗り換えた電車でもとあるおばちゃんが鬱陶しそうに体をゆすって押しのけようとしてきました(何度もしつこく)。
こちらとしてもキモイので、むしろこっちからそうしてやりたいくらいでしたが、混んでるんだってば。
見て分かれ、そして感じろ、という感じ。
先日、優先席での携帯電話使用(通話じゃなくてメールらしいけど)でもめて、50代のいい年をしたおっさん二人が殴りあいの喧嘩をしたばかりですが(というか、記事にするのもどうかと思うくらい恥ずかしい話だ)、そんなに「俺ルール」を押し通したい人が増えてるんですかね。
確かに日中電車に乗ると混雑時のルールなんか知らないよって感じの人が、多少混んできても平然と脚を組んだままふんぞり返ってますが、通勤時間帯に今朝のような感じになるってことは明らかにわかっていてやってるとしか思えないんですよね、悲しいことに。
次はあまり度を越しているようなら注意しようと心に決めましたが、キレずに指摘できるかどうか甚だ疑問です。
もっと修行を積んで平常心を養わなければ・・・。
さて、月曜日の夜に地球が静止する日を観てきました。
この映画もリメイクで、前作は1951年に公開された「地球の静止する日」なんだそうです。
「地球の」と「地球が」で邦題が微妙に違いますが何か意味があるんですかね。


因みに原題の「The Day the Earth Stood Still」はあくまでも比ゆ表現で、実際に地球の自転を止めてしまうような事態をさしているのではなく、本作では人類のみの抹殺を指しているだけです。
むしろヒト以外の種にとっては喜ばしいことではあっても、「静止する」なんて考えには及びもしないことでしょう。
前作も本作もテーマが微妙に異なるものの「好き放題やってるといつかしっぺ返しを食らうよ」ということのように思えます。
地上最強を標榜しやりたい放題のヒトを、悪ガキをいさめる大人の役割を持つ誰かが同じようなことをしてくれるまで待たないといけないんですかね。
ああ、そうか、ここにもアメリカ的な「俺ルール」が適用されるんですね。
本当のピンチにならないとヒトは変わることが出来ないんでしょうか。
ところで、ラストシーンがあまりにも淡白だったのでなんだか物足りない感じがしていますが、まさにその場所が「クローバーフィールド/HAKAISHA」と同じというのはやっぱりセントラルパークって撮影許可が下りやすいからなのかな、などと邪推してしまったことを懺悔します。
あー、それから今回はエンドロールネタはなしです。
普通すぎて突っ込みどころがなかったですよ。
ただ、アニマルトレーナーの名前が出てきて、そういえば犬が数秒間苦しんだり吼えたりするシーンがあったな、などと思い出したくらい。
非常にどうでもいいですね。
テーマとしてはよくわかるし、ラストも納得できなくはないんですが、どうにもすっきりしないので個人的な評価はいまいち。
あとからもう一度DVDで観たいと思うほどではありませんでした。
■前作「地球の静止する日」
地球の静止する日 [DVD]
■トレーラー

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