グラン・トリノを観てみた

天使の耳かき無人島にひとつだけ持っていけるものがあるとしたらそれは何かと聞かれたら真っ先に「耳かき」が思いつくるしゃなです。
や、まあそれ以外にもあるんですけどね。
今気分的にはそれで(をい。
数日間も耳かきしないともやもやしてどうしようもなくなるんです。
それに結構硬いのでゴリゴリしないとダメでして、痛かろうが腫れようが関係ないですね。
ちなみに、膝枕で耳かきしてくれる奇特な女の人がいたらぜひお願いします。
それがダメなら「膝枕で耳かき」してくれる店に行ってみようかな。

さて、もうだいぶ長いこと映画を観たことを書いていなかったのを思い出したので書き出してみます。
もう先月の話になりますが、
クリント・イーストウッド主演のグラン・トリノを観てきました。
いいですね。
あとからじわじわときます。


正直車には疎いので知らなかったんですが、タイトルのグラン・トリノとはフォード社の車の名称だったんですね。
で、その車を持つ元軍人と隣の家の少年の交流を描いた作品なわけですが、住んでいる地域や人種の問題が絡まりながら物語が進行していきます。
交流のきっかけは、隣の家の少年がその地域にたむろするギャング(実は親戚)にそそのかされてグラン・トリノを盗もうとして失敗。
それを少年が謝罪して償いのために手伝いを始めるところから始まります。
それまで頑なに他人との接触を嫌っていた元軍人もいつの間にか打ち解けていき、ラストでは彼とその家族を守るために立ち上がることになります。
ラスト近くになると思い悩みながらも次第に決心が固まっていく様子が丁寧に描写されていて、これから何をしようとしているのかが痛いほど伝わってきました。
きっと一人で見ていたら号泣していたかもしれません(苦笑。
こういうの弱いんだよなぁ、とか思いながら見てました。

スタッフロールは最近の映画には珍しくとある海岸(じゃなくて湖畔?)の風景がずっと映っていて、そこにかぶさるように流れていたので、本編が終わった瞬間に立ち上がるような人がいなかったのもよかったですね。
もしかしたらまだ続くのでは?
なんて思って立ち上がれなかったのかな?
久しぶりに余韻に浸りながらゆっくりと堪能できました。
できればDVDでいいやなどといわず劇場で楽しんで欲しいですね。

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